10月2日(火) MO LegacyLeage 苦節13回目の挑戦でようやく5-0っ・・・!

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遂にMOでもラヴニカのギルドがリリースされ、ゴブリンのクレーター掘り軍勢の戦親分が使用可能になりました。

今回はこの2枚をたっぷり使って生まれ変わった新生ゴブリンで5-0できたので、その際の記録を残しておきます。

デッキリスト

●31 Creatures
4 《ゴブリンの従僕/Goblin Lackey》
4 《ゴブリンの女看守/Goblin Matron》
4 《ゴブリンの首謀者/Goblin Ringleader》
3 《軍勢の戦親分/Legion Warboss》
2 《ゴブリンのクレーター掘り/Goblin Cratermaker》
2 《ゴブリンの戦長/Goblin Warchief》
2 《ゴブリンの酋長/Goblin Chieftain》
2 《宝石の手の焼却者/Gempalm Incinerator》
2 《群衆の親分、クレンコ/Krenko, Mob Boss》
1 《ゴブリンの外科医/Goblin Chirurgeon》
1 《ゴブリンの群衆追い/Goblin Piledriver》
1 《モグの戦争司令官/Mogg War Marshal》
1 《火花鍛冶/Sparksmith》
1 《棘鞭使い/Stingscourger》
1 《稲妻造り士/Lightning Crafter》

●7 Other Spell
4 《霊気の薬瓶/AEther Vial》
3 《虚空の杯/Chalice of the Void》

●22 Lands
5 《山/Mountain》
4 《魂の洞窟/Cavern of Souls》
4 《リシャーダの港/Rishadan Port》
3 《不毛の大地/Wasteland》
2 《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
1 《乾燥台地/Arid Mesa》
1 《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
1 《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
1 《Badlands》

●15 Sideboard
4 《虚空の力線/Leyline of the Void》
2 《血染めの月/Blood Moon》
2 《Pyrokinesis》
2 《魔術遠眼鏡/Sorcerous Spyglass》
2 《罠の橋/Ensnaring Bridge》
1 《ゴブリンの損壊名手/Goblin Trashmaster》
1 《ヤスデ団/Earwig Squad》
1 《虚空の杯/Chalice of the Void》

《ゴブリンの外科医/Goblin Chirurgeon》とは?

この人です。

ゴブリンの外科医

ゴブリンの外科医/Goblin Chirurgeon (赤)
クリーチャー ゴブリン

ゴブリン(Goblin)を1体生け贄に捧げる:クリーチャー1体を対象とし、それを再生する。
0/2

※Fallen Empiresのカードで日本語版は存在しないのでゴブリンの外科医という名称はあくまでWisdom Guildによる独自訳です。

対戦結果

ラウンド 対戦相手 結果
Round 1(先行) 4c Leovold 〇〇ー
Round 2(後攻) Grixis Delver ×〇〇
Round 3(後攻) Sneak Show 〇〇ー
Round 4(後攻) Miracle 〇〇ー
Round 5(後攻) Miracle 〇×〇

 

ミスプレイに次ぐミスプレイで正直どうして勝てたのか分からないレベルでしたが、何はともあれようやく5-0できました。よかったよかった

ここまでの成績

ちなみに、ここまでリーグに13回参加した時点での成績は以下の通りです。

  • 5-0・・・1回
  • 4-1・・・4回
  • 3-2・・・5回
  • 2-3・・・3回

勝率64% こうして振り返ってみるとゴブリンにしては中々頑張れています。師範の占い独楽や死儀礼のシャーマンが元気だった頃はそれこそ3-2と2-3ばかりでリーグに参加する度にチケットが徐々に溶けていくという絶望的な状況でした。

その当時を思えば現在のゴブリンはレガシー環境下において相当地位を取り戻したといっていいんじゃないでしょうか。死儀礼のシャーマンが禁止になってから早3か月、まさかここまで事態が好転するとは夢にも思いませんでした。(ただ、これだけ勝てているのは現在クリーチャーデッキといえばデスタクくらいしか意識されておらず、かつラヴニカのギルド後のゴブリンに対して対戦相手がまだ適応できていないからというのも理由として大いにありそうですが・・・)

構築について

ラヴニカのギルド以降のゴブリンデッキについて、各カードの採用理由や感触などをまとめておきます。

ゴブリンのクレーター掘り

ゴブリンのクレーター掘り

こちらの記事で期待した通り、堅実に強かったです。

【ラヴニカのギルド】削剥をリメイクしたゴブリンが登場!その名もゴブリンのクレーター掘り!
ラヴニカのギルドでは削剥をリメイクした新ゴブリン、ゴブリンのクレーター掘りが登場しました。ゴブリンの損壊名手に続いて、2セット連続でのレガシーレベルのゴブリン登場に驚きと興奮を隠せません。さっそくこれについて考察してみます.

ゴブリンシナジーの有無に関係なく3マナあれば確実に仕事をこなすその姿はまさに仕事人といった感じ。最初はメイン2枚で調整を始めましたが、途中で2枚→3枚→4枚→2枚→3枚と紆余曲折を経て最終的には下記四点の理由からメイン2枚に落ち着きました。

  1. ゴブリンのクレーター掘りが効果的な相手には2枚あれば十分。3枚目はオーバーキル感が否めない
  2. 環境にはゴブリンのクレーター掘りが腐る相手も存在するので3枚入れるとそういう相手にダブったとき相当しんどい
  3. ゴブリンシナジーを無視した1:1交換を前提とするカードなので引きすぎると物足りなさを感じる場面が多かった
  4. 魔術遠眼鏡で指定された時やスニークショーにグリセルブランドを出された時に2枚ダブると敗着になりかねない

※1枚目と2枚目はゴブリンの群衆追いとモグの戦争司令官を1枚づつ削って入れました。幻の3枚目と4枚目の枠は魔術遠眼鏡、ゴブリンの損壊名手になっています。

軍勢の戦親分

軍勢の戦親分

ゴブリンのクレーター掘りに一瞬で話題を取られてしまった可哀想な人・・・と思いきや、いざ蓋を開けてみると想像以上にメチャ強でした。個人的にはゴブリンのクレーター掘りよりもゴブリンデッキを強化した1枚だと思います。

2枚から調整を始めてすぐに3枚目を投入。一時はゴブリンの女看守や戦長・酋長を減らしてでも4積みする価値すらあるんじゃないかと思いました。しかし、そうすると軍勢の戦親分のためにデッキ全体を根本からアグロ寄りにしなければならず、一部のマッチアップにおいて適切なサイドボーディングができなくなってしまうので今回は3枚に落ち着きました。

ゴブリンのクレーター掘りが良くも悪くもユーティリティカードの枠を出ない1枚なのに対して、戦親分はデッキパワー自体を底上げする厨カードだったのには驚きましたね。

1か月前に書いた記事では「軍勢の戦親分が一軍選手を退けてレギュラーの座を掴めるかどうかは分かりません。」なんて書きましたが、実際に使ってみると想像していたよりも1.5倍くらい強かったです。

ゴブリンの外科医

ゴブリンの外科医

Zooが強かった頃はモグの戦争司令官と合わせて複数枚採用するゴブリンがありましたが、その後レガシー環境の変化と共に徐々に姿を消していった一枚です。

ゴブリンのクレーター掘りと軍勢の戦親分が加入したことでタール火が若干デッキ内で浮くようになってしまったので、そこで戦親分と相性が良くかつTier1のグリクシスコントロールにも効果的なゴブリンの外科医に白羽の矢が立ちました。現在レガシーで使われている除去でいえば『剣を鋤に』の合計枚数よりも、破壊除去の合計枚数の方が圧倒的に多いので中々やりおります。

ゴブリンの女看守で引っ張ってくる機会が滅多にないゴブリンを1枚刺しするのはあんまり好きじゃないのですが、ハマった時の活躍っぷりには目を見張るものがあり、ゲームの勝敗自体を左右する決定的な1枚にもなります。たぶんGP静岡でもお世話になると思います。

不毛の大地

不毛の大地

近年のゴブリンデッキのマナベースのトレンドは土地22枚(赤マナ14枚、無色マナ8枚)らしく、自分も流行に後れまいと最初はその形で回していました。しかし、赤マナ14枚だとどうしても色事故が起きる頻度が多いと感じたので、結局不毛の大地は3枚に戻しました。

軍勢の戦親分の存在を考慮すると不毛攻めでマウントを取りに行くムーブが強くなったので不毛は4枚が正解かもしれませんが、自分の使っているゴブリンはメインに虚空の杯を入れたコントロール寄りの構成なので、ここまで13リーグ(65戦)こなした現時点では取り合えず不毛は3枚が適正枚数のように感じています。

まとめ

ゴブリンのクレーター掘りと軍勢の戦親分のおかげでゴブリンデッキは大幅にパワーアップしました。

この強化っぷりは2年前にコンスピラシーで護衛募集員と聖域の僧院長を得たデスタクに近いものを感じます。体感的にはゴブリンもそのくらい強化されたんじゃないでしょうか。

護衛募集員、聖域の僧院長

そういえば最近は特定カードの登場によってデッキの強さが一段階に引き上げられる事例が結構ありますよね。M19の練達飛行機械職人サイ(青単ストーム)、至高の幻影(スピリット)、縫い師への供給者(ドレッジヴァイン)など。

ゴブリンのクレーター掘りと軍勢の戦親分はデッキの核となるカードではないので、上記三つの事例には及ばないかもしれませんが、ラヴニカのギルドによってゴブリンも0.5段階くらいはデッキとしての強さが引き上げられたように感じます。

 

今回はたまたま運にも恵まれて良い感じの結果になりましたが、デッキ内容についてはまだまだ詰められる部分もあると思う(あると信じたい)ので、このリストを叩き台に、GP静岡まで今後もぼちぼち調整に励みたいと思います。